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基本方針

■トキワ荘プロジェクト基本方針:

トキワ荘プロジェクトは、漫画家になる為に最初にしなければならないことは沢山原稿を描くことと考え、「1000ページの完成原稿を描いてプロになる」ことを支援します。
※「1000ページの完成原稿を描いてプロになる」の考え方はこちら

■入居者の目標設定:

トキワ荘入居者は事務局と面談してそれぞれの目標を設定します。

描いた原稿は、pixivにアップするなどして事務局に報告し、ネット上で公開します。これは漫画編集者など外部の方に漫画(実績)を見てもらい仕事を得るきっかけをつかむことと、入居者のなかでも描いた漫画を見せ合う、切磋琢磨の意味もあります。

事務局と相談し、原稿を描く以外の目標を設定することも可能です。ただし、「今日の自分より明日の自分のほうが成長している」目標を立ててもらいます。

■「1000ページ描いてプロになる」という考え方の背景:

トキワ荘プロジェクトが2006年から漫画家志望者に低家賃住宅の提供を3部屋から開始し4年が経過しました。既にデビューするなどの実績を作った漫画家も何名か出始めました。(2010年実績)(2009年実績
当初目標であった100部屋提供を今年の初めに達成し、今年は一同で私たちに何が出来るのか、当プロジェクトの次のステップを模索してきました。

漫画を描くことについては、先輩漫画家や編集者の方々が若手漫画家を育て、多くの大学・専門学校にマンガ学科が開校し、漫画製作の技術を教えています。

そんな中で、トキワ荘プロジェクトが教育NPOとして何を出来るのか考え続けました。また、プロ漫画家、編集者、漫画協会関係、学校関係者など多くの方にヒアリングをいたしました。

そこで出た一つの結論が、漫画家でも編集者でも教育者でもない我々は、漫画家を支援するプロになろうという考えです。

当プロジェクトは低家賃住宅を提供しながら、技術的なことを提供するのではなく、入居者が努力を続けられる環境を提供しようと考えました。

■2011年以降トキワ荘プロジェクトで注力する2点:

1.入居者がプロの漫画家になれるように、沢山原稿を描くことを基本に、目標設定や達成の支援をし、努力できる仕組みを提供します。具体的には、コーチングメソッドを追求し、各入居者に合わせた目標を設定し、その目標を達成できるように面談をしつつ目標設定・達成の支援をします。

2.プロを目指す入居者が働く場を得られるように、漫画に関係する新旧の仕事を求め、営業やプロデュースなどを行います。非営利活動法人としての国策提言や、クリエイターのエージェントとして、様々な方面の関係者と、新しい漫画にかかわる事業を創っていきます。

これらを通して、トキワ荘プロジェクトは漫画家支援のプロとして、新しい時代に求められる漫画家育成をして参ります。

 
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2010.01.01
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1000ページの完成原稿を描いてプロになる

1000ページの完成原稿を描いてプロになる:

トキワ荘プロジェクトの活動は2010年に4年目を迎え、当初目標の100部屋提供も達成しました。活動を通じてプロの漫画家や編集者の方々と接することが出来、多くのことを学びました。次にこの学んだことを一つの方針にまとめようと考えました。

その方針が、
「1000ページの完成原稿を描いてプロになる」
というものです。

努力をすれば必ず報われるわけではありませんが、努力をしない人は間違いなく報われません。漫画家にとっての努力を一つに絞ると、それは「沢山描くこと」です。

ただひたすらに描く事を続けるうちに、次第に個性が生まれたり、厳しい指摘のショックから立ち直る経験、何よりプロとなった後に継続して描き続ける大変さを少しでも感じることが出来る。など多くの経験をします。そして、描く事を続ける人だけが漫画家になり、描く事を続けられない人は漫画家にはなれません。

これだけは確かなことと考え、これをトキワ荘プロジェクトの育成方針として参ります。


■特に参考にさせていただいたご意見:

【漫画家】
木城ゆきと先生
代表作「銃夢」など
・ゆきとクロニクル

(抜粋)
「だれでも1000枚の絵をかけばプロになれると断言してもいい。いいかえれば1000枚の絵をかくだけの根気があるかないかだ。」 
この言葉に、発奮した。
「一日一枚描けば、3年で1000枚ぐらいいく。 それでプロになれるのなら軽いもんだ!! 」
(中略)
この決意を忘れぬように、紙切れに 「目標1000p!!」 と書いて机の前に張った。

木城ゆきと先生独占インタビュー記事はこちら

【漫画家】

一色登希彦先生
代表作 「ダービージョッキー」など
・アトリエモーティヴ オフィシャルウェブサイト ブログ 

(抜粋)
第13章 絶対に漫画家になれる「漫画家のなり方」教えちゃいます
とにかく1000ページの漫画を描いて下さい。
そうすれば絶対に漫画家になれます。
以上。

一色登希彦先生独占インタビューはこちら

【漫画家】
鳥山明先生
代表作 「ドラゴンボール」など
wikipediaより引用

(抜粋)
そして鳥山は厳しくボツ(不採用)を出す鳥嶋のもとで懸命に修行することになる。
この間のボツ原稿の総量は、1年間に500ページにも及んだ
(ジャンプ・コミックス:鳥山明○作劇場Vol.1 36ページ)

【編集者】
岩井好典氏
コミックビーム副編集長/元「週刊少年チャンピオン」編集者
・トキワ荘プロジェクト講義録

漫画業界の伝説で、鳥山明さんが、デビューまでに完成原稿1000枚描いたって言われているんです。
(中略)
世界のどこでも鳥山明が受けない国はない。誇張でもなんでもなく、「才能」はウォルト・ディズニーと並ぶと思います。世界のどこに出したって、常に子どもたちが熱狂する、そんなのディズニーと鳥山さん以外、他にいませんから。その才能がある人間でも、1000枚描かないと、デビューできなかったと言われている。


■入居者の目標の目安

1年目:1ヶ月10ページ 3ヶ月で30ページ 1年間で120ページ
2年目:1ヶ月20ページ 3ヶ月60ページ 1年間で240ページ
3年目:最低2ヶ月に1度新作を持ち込む、ないしは投稿する

設定する目標は各人の状況によるが、トキワ荘事務局との面談の中で、妥当と考えられる目標を別に設定できなかった場合は、この目標とする。ネームであれば、数字を10倍にする。

目標をクリアできなくてもペナルティはないが、トキワ荘プロジェクトに入居している限り努力を続けること。


■具体的な入居者の実施事項

・入居者は、2011年3月までに全員が面談を行い、本人の実績を踏まえて、原稿作成枚数かそれに代わる目標設定を行う。(面談は以降定期的に行う。)特に問題や方向性の違いが無ければ、月間10枚・3ヶ月で30枚の完成原稿作成からスタートする。

・作成した原稿は、pixivにアップし、入居者のそのアカウントを事務局に報告する。どうしてもpixivにアップできない場合は、電子データ又は紙で、事務局に3ヶ月に一度提出する。原稿のコピーを取ってないなどで紛失した場合はカウントしない。pixivにアップするものは、トキワ荘プロジェクトの入居者の成果として公表出来るものとする。(これが難しい場合は応相談。)

・担当が付いており目標が設定されていたり、アシスタント業務や漫画製作に関係する仕事をしている場合、本人からその旨を申請し、目標は事務局と相談の上変更することが出来る。ただし、漫画関係やクリエイター関係以外の仕事が多忙ということは原則認めないが、病気治療代や家賃など必要不可欠な生活費を緊急に稼ぐ必要がある場合などは事務局と相談する。

・漫画以外のクリエイターをしている場合も、目標を自己申請の上事務局と相談する。ただし、目標は必ず定量的なもの(数字で表し数えられるもの)とする。

・今日の自分より明日の自分が成長している目標を設定すること。今年出来たことは来年の目標としない。

 
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