2012.01.26
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トキワ荘プロジェクトは、2/5(日)に東京ビッグサイトにて開催されますCOMITIA99にサークル出展致します!
サークル出展に関するお知らせ
サークル名:トキワ荘プロジェクト(トキワ荘PJ)
場所:東5ホール つ01a&つ01b
そして今回の出展でも、トキワ荘プロジェクトの新人漫画家による新刊同人誌を販売します!トキワ荘プロジェクトの新人漫画家による書き下ろしの作品集です!
当日はトキワ荘プロジェクトの新人漫画家による同人誌に加え、『マンガでメシを食っていく!』『漫画家白書』も販売予定ですのでぜひブースまで足をお運びください!
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2012.01.23
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「漫画家を長く続ける」ためのプロスクール構想、2012年始動
第1弾「プロ漫画家向け確定申告講習会」、1/30開催!
トキワ荘プロジェクトよりプロ漫画家向け講習会のお知らせです。
「まわりに漫画家の確定申告について詳しい人がいない!」
「自分で確定申告したいが、これで良いのか/良かったのかわからない!」
漫画家は特殊な仕事の為、一般の会計士・税理士などの専門家でも、事情に明るい方が少ないです。 そこで、漫画家支援のトキワ荘プロジェクトでは「漫画家を長く続ける」ための
「漫画家プロスクール(仮称)」構想の手始めとして、漫画家に特化した確定申告の講習会を実施致します。講師にはこれまで漫画家やクリエイターの確定申告に関して第一線で活躍されてきた方をお招き致しました。
皆様のご参加、心よりお待ちしております!
【名称】 プロ漫画家向け確定申告講習会 〜原稿に集中するための税務・節税対策〜
【日時】 2012 年1月30 日(月)14:30-19:00(開場14:00)
【場所】 新宿コズミックセンター 大会議室A
東京都新宿区大久保3-1-2 (地図)
【定員】 30 名(要・参加申込/先着順)
【参加費】 講義4,000円+懇親会1,000円 (いずれも税込)
【対象】漫画家として確定申告の経験がある方
もしくは2012年確定申告をする必要がある方
【主催】トキワ荘プロジェクト
【協力】公認会計士山内真理事務所、税理士法人イースリーパートナーズ
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2012.01.23
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トキワ荘プロジェクトではプロ漫画家育成の取り組みの一環として、2011年4月1日より「原稿王争奪戦」を開始致しました。
トキワ荘プロジェクト入居者の中で、3ヵ月間に渡り、原稿作成枚数を競うというものです。
今回は、10月から3ヶ月間行われた3代目原稿王争奪戦の最終節の12月分(12月1日〜12月31日)と、3代目原稿王争奪戦の3ヶ月Total、最終結果を発表いたします。
原稿王争奪戦12月分 上位5名(14名中)
※【 】内は先月の順位
1位 ハブ打ゆうた 47枚(完成原稿枚数47枚) 【↑ 6】
2位 星乃だーつ 39.4枚(完成原稿枚数37枚、担当付:ネーム24枚) 【new】
3位 師井綾子 33枚(完成原稿枚数) 【new】
4位 戸城イチロ 30.5枚(完成原稿枚数26枚、担当付:ネーム45枚) 【↓ 1】
5位 藤野峰 22.2枚(完成原稿枚数19枚、担当付:ネーム32枚) 【↑ 圏外】
※参考記録 藤咲ユイ(2連覇のため第2回で殿堂入り) 72枚(第1回、第2回の平均枚数)
第3回原稿王争奪戦(10月〜12月)最終総合順位 上位5名(14名中)
1位 戸城イチロ 81.5枚
2位 藤野峰 70.2枚
3位 ハブ打ゆうた 58枚
4位 星乃だーつ 39.4枚
5位 真木かみん 36枚
※参考記録 藤咲ユイ(2連覇のため第2回で殿堂入り) 219枚(第1回、第2回の平均枚数)
3代目原稿王には戸城イチロさんが輝きました。おめでとうございます!
戸城さんには、1/13の表彰式にて賞金と以下のタスキが渡されました。

このタスキは歴代の原稿王に引き継がれていく予定です。
2012年1月〜3月期の原稿王は、4月よりのリニューアルスタートに向けての準備期間につき、休止とさせていただきます。楽しみにしておられた皆さまには申し訳ありませんが、4月よりの再スタートにご期待下さい!
4月分(4月1日〜4月30日)結果は、5月10日頃に発表、第4回原稿王は7月上旬に発表いたします。
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2012.01.12
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金崎くーこさんの『女流まんが道』が漫画街にて連載中です!
毎週火曜日更新となっておりますので、皆様ぜひご覧になってください!

金崎さんのコメント
「やんわり仕掛けのみかんガールが送るなでがた系するめ漫画をどうぞ宜しくお願い致します。アンケート書いて下さい!」
皆様応援のほど、よろしくお願い致します!
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2012.01.06
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2012.01.05
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新藤大介さんの『新藤☆劇場 GET WILD!』(コミックブレイド)が連載中です!

新藤さんのコメント
「どうも、部屋では常にパンイチ、新藤大介(にいとうだいすけ)です。このたび連載が決定して今までの腐敗した生活が優雅に変化するかと思われたのですが、作業に次ぐ作業で部屋にはゴミとレッドブルの缶と次々と生まれ出でる小蠅があふれかえっています。誰か助けてください。そんなゴミ溜めにて描かれた【新藤☆劇場 GET WILD】、コミックブレイドで連載中です!」
ぜひ、書店などでお手に取っていただければと思います。
皆様応援のほど、よろしくお願い致します!
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2011.12.28
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10月29日(土)に『ビッグコミックスペリオール』の編集長である有藤智文様、編集者である石田貴信様によりますトキワ荘プロジェクト漫画講習会、【連載作家になる方法】を一般の漫画家志望者向けに開催いたしました。今回はその講義録の第4回を公開いたします。
有藤編集長、石田様、お忙しいなか本当にありがとうございました。
「連載作家になる方法」講習会
(有)スペリオール編集部 編集長 有藤智文
サンデー、スピリッツ、オリジナル、スペリオールなど数々の雑誌を歴任
担当作品:『風の大地』『高橋留美子劇場』『よいこ』『やったろうじゃん!!』、『しっぷうどとう』『青空』『タッチ』『うる星やつら』など多数
(石)スペリオール編集部 編集 石田貴信
担当作品:『医龍』『幽麗塔』『同窓生』『非婚家族』『ルナハイツ』『タキシード銀』など
(菊)トキワ荘プロジェクトディレクター 菊池健
Q.作家性(自分の特徴や独自性)が足りないということに関して
(菊)独自性というのは強すぎてもいいわけではないですし、キャラと同様に作家さんが自分の特徴としてどんなものを育てていけばいいのか悩ましいところであると思います。好き嫌いがわかれてしまうためにマニア向けの作品になって一部の熱狂的なファンがついたり、万人向けのものの作風があれば、新しいものを描くというものもある、この辺を議論できればと思います。
(石)作家性という言葉はありますが、うまい作家さんに限って自分の作家性というものを自ら主張したりせず、それを現時点での自分の売りのことだと理解している場合が多いですね。
作家性を表現するという言葉は少し疑わしくて、本当は、自分の売りを理解して面白い漫画を描いているうちに、いつのまにか他人が勝手に自分の作家性を言ってくるんだと思います。
また、作家性という言葉は怖いとも思います。新人さんがそれを意識し過ぎると、手癖を自分の作家性だとだと思い、成長を止めてしまうことがあります。
たくさん描くことによって、今まで描けなかったものを描ける力が身につきます。そうすると、作家性はただの言い訳だったということになるかもしれません。
(有)作家性なんていうものは必要ありません!これは逃げのように使われる言葉であって、作家性というものは描いている人の性質を表したことで、その人の作家性が作品に現れているというのはちょっと違うと思いますね。漫画で言う作家性は「売り」ですからね。
基本的に読者は漫画家に関して無関心です。なので、読んでいる人が作品を通してその人の特徴を勝手に作家性だと思ってくれればいいわけです。漫画家や編集者がそれを考える必要はないのかなと思いますし作家性という言葉は邪魔な言葉であると思います。
また、独自性が足りない、ここで言う独自性とはストーリー展開と絵柄ですが、を皆さん気にすると思いますが、誰々に似ているとかこれは誰々のアシスタントだなとか言われるということに悩む必要な無いということですね。
一つ自分の例を挙げると、私がスピリッツにいた時代に読み切りは載ったけれどもその後に伸び悩んでいる、という新人漫画家がいました。絵をもっと魅力的にするにはどうしたらいいのかということを考えたときに、もっと先生の絵の真似をしてみなさい、という様に指導をしたことがありました。結局真似をしても同じ絵にはならないわけですからね。君の漫画のステージを一個上に上げるには絵を変えるしかないからという話しをしました。そうしたら先生の絵と若干似ているという時期もあったのですが、段々自分のものにしていきました。
ちなみに、今例を上げたのは師匠が窪之内英策先生で、弟子が盛田賢司先生です。その後、盛田君が窪之内先生の絵の描き方を真似してスピリッツの連載を勝ち取ったわけですね。似てると言えば似てるけど、似てないと言えば似てない。そのくらいの絵なので特に気にする必要はないように感じています。
(菊)高橋留美子先生、あだち充先生の「売り」のお話しいただけますか。
(有)難しいですが、あだち先生はまず絵、それからテンポですかね。はぐらかし方とか。勿論それらが出来るベースとしてストーリーの流れをきっちりと作られていることがあります。
あだち先生、高橋先生ともに落語がお好きです。落語にはフリとかサゲとか形がありますが、上手くテンポに活かされているのかもしれません。
(菊)高橋先生はともかく漫画を描くことお好きと聞きますが。
(有)本当にそうです。高橋先生は、私が『うる星やつら』を担当していたときに、同時に『めぞん一刻』を連載していてました。一方の作品を描いてるときに、もう一方の作品を描く事が「息抜き」になるという位です(笑)これまで、原稿を落とすという話を聞いたことがなく、他にも『高橋留美子劇場』『1ポンドの福音』など、年末進行の中で同時進行など多くご一緒させていただきましたが、ともかく休んだことがありません。そんなことから、新入社員からのお付き合いですが、今も尊敬の念を込めて高橋先生と呼ばせていただいています(笑)
Q、担当している新人漫画家にこのまま続けても仕方がないという引導を渡したことはありますか?
(石)引導を渡したことはあります。ただ、私が引導を渡したところで、別の雑誌に持ち込むことはできますから、結局本人の問題ですね。その経緯についてですが、その新人さんは大学を卒業する間際だったんですね。そこで就職をするのか、漫画家を目指すのかという選択を迫られていた中で、私が漫画家を目指せと言えば漫画家になり、就職しろと言えば就職するという状態でした。
正直に言うと、後少し見てみたいなという気持ちがあったのですが、それはほとんど私のわがままで、きっとデビューさせてあげることはできないだろうなと思っていました。なので、この気持ちを1度そのまま伝えまして、就職するように言いました。本人も別の雑誌に持っていかずに就職しました。その数年後に元気でやっていますという報告を受けたという経験があります。
Q.なぜその方に引導を渡したのですか。
(石)その新人作家さんが就職を蹴ってまで、漫画家を目指すのに向いていないと思ったからです。就職と比較したときに、そういった判断に至りました。
(有)私も引導を渡すという言い方はともかくとして、きついんじゃないかなという話をしたことはあります。そうは言っても1〜2年はやり取りをするわけですが、持ってくるネームや原稿に成長が感じられなくなったときがやめどきだと考えています。特に絵柄が全然伸びていない時は言う場合はあります。
頻繁にネームを持ってきてくれる方に対してそういった事を言うのは大変つらいことですが、きちんとこちらの意図を説明しながら、この雑誌では難しいかなと言う事はあります。そういう人で、別の雑誌でやっている人はいるかもしれないし、何らかの漫画創作活動を行っている人はいるかもしれませんが、そこまではさすがに認知はしていませんね。
適切な例になるかはわかりませんが、ある有名な漫画家さんは漫画家になるのをあきらめて就職しようとしていた時に、ある編集者に絵柄を誉められて、その後今のような漫画家になっているというお話もあります。あきらめるなという言いたいわけではありませんが、どこで何が起こるかという事は分からないですからね。見る目がない編集者もいますという事なんですけれども。
会場からの質疑応答
Q.スペリオールさんはどういう読者層を意識しているのですか。
(有)正直に申し上げますと、具体的にこういう人という風には考えていないです。そう言うとすごくいい加減に思われるかもしれませんが。コアな対象が男性読者というのは変わりないのですが、ただ男性に限定しても読者層が広がらないので女性にも読んでほしいと思っています。読者を絞り込むことができなくなったもっとも大きな原因は雑誌が弱くなってしまったという事です。
私の個人的な考えだと、スペリオールの読者層を小学館のクラスマガジンの中のひとつの雑誌であるからという事で、20代後半〜30代前半のサラリーマンという層に絞ってしまうと、どんどん読み手の層が少なくなってしまうと思います。単行本を買ってくれる若い読者が見向きもしない雑誌になってしまうと潰れていくだけなってしまうので、読者を絞るという行為はスペリオールに限らずリスクのある行為となってしまいますね。ただ、小中学生が読む雑誌であるとは思わないので、エロティックな作品も入っていたりはするのですが、そういう意味ではある一定の年齢層だけを狙うという事は他社を含めてなくなっていくのではと思いますね。
Q.漫画家さんに対して資料代を、編集部が負担することがあるのでしょうか。
(石)場合によっては編集部が負担することもあります。それは、連載プレゼン用のネームであったりとか、あるネタでの読切ネームをどうしても描き上げさせてあげたいが、その資料を集めるには新人の財力では難しい、という場合などにです。あくまで、我々が適切であると判断した場合に負担することもありえます。
Q.70%で見る事のできる表現力を身につける必要があるとの事であったのですが、表現力に関してもう少し詳しく教えていただけますか。
(石)表現力は、読者に自分のイメージを伝える技術のことです。
たとえば、漫画家は、漫画の中でキャラクターを動かすために、出てくるキャラクター全ての芝居を絵で表現しているわけですよね。まるで役者のようです。このキャラクターの芝居は表現力の一部です。
また、エピソード力、コマ割り、カメラワーク、これらも表現力の一部ですね。
表現力とは何かという質問は漫画とは何かという質問となり、とても難しいので、即座に確かなことをお答えすることはできませんが、今私が思い付く範囲内ではそのような所です。
Q.新人コミックオーディションに4コマ漫画は入るのでしょうか?
(有)入ります。ご安心ください。よろしくお願いいたします。
Q.連載作家になったばかりで単行本を販売しないで漫画のみで生活してる人はいるのでしょうか。
(有)週刊誌、隔週誌、月刊誌とさまざまな種類の雑誌がありますのでなかなか一概には言えなのですが、まず月刊連載1本では生活していくのは無理ですね。1人で描いているのであれば、もしかしたらギリギリ生活できている人もいるかもしれません。ただ非常に低い生活レベルかなと思います。
連載貧乏という言葉は昔からあるのですが、週刊、隔週で連載をするためには当然、仕事場であったり、アシスタントが必要です。そういう意味では単行本が出て、ある程度の部数にいかない限りは生活水準を確保するのは難しいです。原稿料も最初の方は当然安いですから、正直に言うとその段階ではまだちょっと厳しいかなという印象ですね。
ただし、出版社によって差はあると思いますが、小学館では新人が新たに連載を始める際に連載準備金が出ます。連載をするにあたって必要な住居、アシスタントへの給料を補てんする形のものは会社から出すことになっていますので、最初からいきなり青息吐息という事はないので安心してください。
Q.有藤編集長と石田様が個人的に読んでみたいジャンル、テーマはありますでしょうか。
(石)私が今スペリオールで見たいと思うのは、『医龍』に代わるヒーローものですね。特に新人作家さんが持ち込んてくるヒーローものにアンテナを張っています。
(有)僕もヒーローものはほしいですね。命のやり取りを表面から捉えるヒーローものですね。それこそ『医龍』になってしまうのですが、それほど読み応えのあるものというのが柱として必要と思っています。
全くの個人レベルで言えば熱血スポーツものが好きなのですが、やり過ぎて飽きてしまったかなと(苦笑)野球ものが好きで、ずっと野球ものをやっていたのですが、さすがに自分の中での弾が尽きたので、自分の想像を超えるスポーツものが来ると「おっ!」と思うかもしれないです。
あとこれも個人レベルなのですが、過去に何度か恋愛ものを立ち上げようとしてずっと失敗してしまっているので「これだ!」という恋愛ものが来たら、うれしいですね。
Q.手癖で描いてしまうとはどのような状態を指すのですか。
(石)例えば、自分の得意なアングルのみで描いてしまうという状態。そういう場合、さまざまなアングルで描くという事を訓練する必要があります。こういった事の繰り返しの中で技術は上がっていきます。
Q.自分の納得がいかないものでも、2週間に1本はネームを持っていった方がいいのでしょうか。
(石)2週間と3週間でそこまで差はないと思いますが、今の自分の力で描けるものは限られています。ですから、2週間を3週間に伸ばしたり、3週間を4週間に伸ばしてみたりしても変わらないと思います。そうしていると、いつの間にか1年間経っていたという事もしばしばあります。なので、どこかでけじめをつけて、自分の持ち込むペースというものを確立する必要があると思います。
Q.絵柄に関して、どのレベルまで上手になれば載せてもらえるという基準はありますか。
(有)これは非常に難しい問題です。一時期ヘタウマなんて言うものが流行ったのですが、僕の個人的な意見では下手を売りにするというのは好きではないです。それを勘違いしてヘタウマだと言って、送ってくる作品にはバツをつけてしまいますね。絵がうまい上手くないという基準は僕と石田でも全然違うと思います。
明らかに上手いというのは似通うかもしれませんが、ある一定のレベルという基準は個々の感覚なので、絵に関して基準はありません。なので、遠慮したりためらったりすることなくどんどん持ち込んだり投稿したりして、自分がどのレベルにいるのかを把握して、自分の中で判断することがいいと思います。
(石)スペリオールの作家さんに中には抜群に絵が上手な作家さんがいます。それで、よく尻込みされる作家さんが多いんですね。『医龍』の乃木坂先生もスペリオールで連載される時に緊張のあまり眠れなかったらしいですね。その乃木坂先生も今では新人に威圧感を与えるような抜群の絵柄なのですが(笑)
ただ、雑誌全体をよく見てください。そうでない人も中にはいます。そこまで上手な絵は求めていないです。上手くなくても頑張っている絵であれば全く問題ありませんので、どんどん応募して下さい。
完。
上記の内容など、本講習会に関するお問い合わせはtokiwaso@newvery.jpにお願いいたします。
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2011.12.25
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【冬季休業のお知らせ】
誠に勝手ながら、2011年12月29日(木)から2012年1月4日(水)までは冬季休業日となっております。
この期間中にいただきましたお問い合わせについては、 1月5日(木) より順次対応させていただきます。
ご不便をおかけし誠に申し訳ございませんが、ご理解賜りますようお願いいたします。
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2011.12.23
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10月29日(土)に『ビッグコミックスペリオール』の編集長である有藤智文様、編集者である石田貴信様によりますトキワ荘プロジェクト漫画講習会、【連載作家になる方法】を一般の漫画家志望者向けに開催いたしました。今回はその講義録の第3回を公開いたします。
有藤編集長、石田様、お忙しいなか本当にありがとうございました。
「連載作家になる方法」講習会
(有)スペリオール編集部 編集長 有藤智文
サンデー、スピリッツ、オリジナル、スペリオールなど数々の雑誌を歴任
担当作品:『風の大地』『高橋留美子劇場』『よいこ』『やったろうじゃん!!』、『しっぷうどとう』『青空』『タッチ』『うる星やつら』など多数
(石)スペリオール編集部 編集 石田貴信
担当作品:『医龍』『幽麗塔』『同窓生』『非婚家族』『ルナハイツ』『タキシード銀』など
(菊)トキワ荘プロジェクトディレクター 菊池健
Q.キャラクターを立てろと言われるのですがどうしたらいいでしょうか?
(石)「キャラクターを立てろ」というのは時々編集者の逃げ口上でもあるなと正直思います。自分も振り返ると、特に言うことがないとそう言ってしまうことがあったかも(苦笑)
(有)これは難しい質問ですね。キャラクターというのは単体で考えるのではなくて結局エピソードの積み重ねになってくるんですね。あるエピソードの中でその人がどういう行動を取る、どういう態度で出てくるということを積み重ねていってその行動に矛盾が出ないようにするということなんだと思います。
身近な所で考えると皆さんのご家族や友達の中で、あいつだったらこうするなうちの親だったらこうするな、などは普通に想像すると思います。それは要するにキャラクターが立っているということなんですね。
自分の周りでもイメージ出来ると思います。例えば彼女と向かい合っていて、振られてしまうという場面があった時に、主人公は泣くのか、それともテーブルの下で悔しさのあまりスプーンを折り曲げたりするのか、などどれが一番ふさわしいのかなということを考えます。そして次の行動で例えばスプーンを折り曲げた奴なら、こういう時はこうするだろうということを積み重ねていくということです。
キャラクターを立てろと言われたからといっていきなり裸になって街を走らせてもそれはキャラクターが立っているということにはならないわけですね。
(石)すこしノウハウじみた話ですが、たとえば、感情移入型の主人公の場合、親が殺されるだとか、いじめられっ子であるとか何か恨みを持っていればキャラクターが立ちやすいと昔から言われている。正義のヒーローの場合、最初に敵を作るとやりやすいかもしれません。
また、日常生活の中でも、例えばメチャクチャ面白いA君を友達や親に話す時に、「そのA君はどう面白いの?」と聞かれて、その返しに「メチャクチャ面白いんだよ」と言ってしまっては表現にならないわけです。どう面白いのか、A君という面白い人はどういうふうに振舞って、私はどう思ったのかといったことを具体的なエピソードをまじえて説明できるようになると、漫画づくりにも生かせるのかなと思います。
(菊)ありがとうございます。ここ深いですね。後で聞こうと思っていたのですが、トキワ荘プロジェクト入居者が持ち込んだ後に編集さんから「あの人は漫画より本人の方が面白い」という話になったことがあります。それを踏まえて最近のとある有名な先生の話の中で僕が面白いなと思っているのは、本人のキャラが濃いと本人の思考パターンが自然と漫画に乗ってきてキャラが立つとおっしゃっていたことです。仮にそうだとすると、本人のキャラが薄い人は困ってしまいます。なので、キャラが薄いと自覚している人はキャラを立てる技術を学ばないといけない、ということでした。これにはなるほどと思いました。
Q.自分のやりたい方向性と編集者に評価されるポイントがずれているのですが、どうすればいいでしょうか。
(有)これに関しては、「やりたいもの」=「向いているもの」ではないことが多々ありますので、もし自分の本意ではない所が評価されているとしたならばまずはその評価に乗っかりましょう!というのが一番いいんじゃないかと思います。
よくありますけど、こういうのがやりたいんです!と言ってくる人の中には、それは向いていないなと思うことが多々ありますので、冷静に判断できる第3者である編集者が評価している部分にはきちんと乗っかったほうが、後々それに乗っかることで自由度が広がるということもあります。評価された方向で、きちんとできたら、次は比較的自由にやってみましょう、と言ってくれる編集者も多いと思います。まずは評価に乗っかれ、ということです。
(石)私も全く同感です。付け加えると、自分が描きたいと思っているものと、技術が足りたいため自分の手癖で描いてしまっていているものは別です。手癖は、自分が描きたいものではありません。この勘違いには注意してください。自分の可能性を狭めてしまいますので。
話を元に戻すとプロになるためには読者の評価が全てであるわけです。その意味でも読者に近い第3者の意見に耳を傾けるということは大切だと思いますね。
ちなみにですが、新人が編集からコレに向いていると言われときは、きっとその分野について何かを持っているんだと思います。しかも、新人本人が自覚していないだけで、本当のところは、新人本人もそれが好きである、ということもあるんじゃないかなあって思うときがある。わからないですけどね。
いずれにせよ、まずは技術を磨いてみんなに評価されるような漫画を目指してほしいなと思っています。
Q.雑誌の選択に関してはどう思いますか。
(石)これは難しい質問だと思います。新人さんに関しては、私は出ていく人は追いかけないし、持ってくる人に関しては全力であたるというやり方をしています。
作家さんによっては、雑誌を安易に動くと仕事がどんどん小さくなる、と言う方もいます。実際は、ケース・バイ・ケースですかね。
(有)まだ漫画家としてデビューしていない皆さんに関しては、雑誌やコミック誌を読んでいてこの雑誌でデビューしたいな、と思うことがあると思います。その際には応募するという時に、その回数を決める、ということは一つ大事かなと思います。3回なら3回。担当が全然いないレベルの新人賞に応募するときにも3回なら3回でやってみる。2次には残ったけど駄目だった、というような結果であれば次の雑誌を視野にいれるというやり方がいいのではないかと思います。ドライと言えば、ドライなんですけけれども自分の人生がかかっていることですからその辺はドライでもしょうがないです。持ち込むにしても回数を決める。その回数の中で引っかかるものがなければ次へ、というようにやっていったらいいのではないかなと思います。
Q.ネームを何度直しても通らないのですが何をどうしたらいいでしょうか。
(石)よくあるのが、直しを命令だと勘違いして全部言ったとおりに入れてしまうというパターンです。編集者の言っていることは「命令」では無く、こうだったら面白くなるのではないかという「提案」です。その提案を、もっといいネームを作るために取り入れる、という姿勢で直してもらいたいです。取り入れられないことがあってもかまいません。課題を解決するために、自分なりに別の答えを示すことも必要です。
何度もやって上手くいかなければ編集者の方からボツネタにしましょうという話があると思います。そうなったら頭を切り替えて次の作品へ移行する方がいいと思います。
(有)これも明確な回数で区切るわけではないですが、3回くらい直して駄目なら次にいったほうがいいと考えて仕事をしています。ネームを直すということは少なくとも編集がいけるんじゃないかな?と思っている状態なわけです。この辺もう少し直そうという風になっていく。ただ、それを繰り返して3〜4回になってくると編集者の方もワケがわからなくなっている状態になることが多いです。失敗したかもしれない、でも引っ込みがつかないからここだけもうちょっと直してみようかなという時もある(苦笑)
さらに今のネームのチェックシステムだと最初の編集者を通ってもその上でOKがでなければまた直しが入ります。最低1回くらいは直しが来ます。これが最終的な編集長の直しでここを直せばOKということなら話は早いのですが、そうではなくデスク→副編集長→編集長、となってくると担当編集者の時に5回直してそこまで直したのにまた直すのか、ということになってしまいます。
最初の担当編集者の資質による所が大きいのですが、3回直して通らなかったものに関しては一旦見直す、ということが必要かなとは思います。
Q.持ち込み用のネームを描くスピードと本数についてはどうお考えですか?
(石)大体2週間に1回のペースでネームを持ってこられない人は連載の「候補選手」には入らないと思います。それぐらいのペースで持ってくることができないと、上手くもなれないし、連載のペースにも耐えられないからです。
逆に、このペースで持ってきていただければ表現力が向上します。漫画の能力を上達させる近道です。
Q.編集者さんとのやり取りがうまくいかないことに悩んでいます、どうしたいいのでしょうか。
(石)乃木坂先生との打合せの例をお話しします。私が「ネームのここが良くない。こう直した方がいい。」等と指摘すると、乃木坂先生は「いや、現状の方が面白い」といって、頑なになるようなことはないですね。逆に、私もそうしないようにしています。
ネームを変えたい、という時は、ネームのある部分に違和感を持ったからです。違和感を持ったら、必ず、それがどういう違和感なのかを伝えます。作家も、どうして違和感を持たれたのか、考えます。互いにそう考えていると、今のネームの何が課題なのかが、見えてきます。
課題が見えてくれば、それを解決するためには、共に検討します。どちらのアイデアがいい、という次元でなく、第3の案、第4の案も含め共に検討します。まさに共同作業と言えると思います。
直すときに一番良くないのは、話し合いを避けた折衷案だと思います。じゃあ間をとってこうしましょう、と作家が言ってしまったらそれは最悪ですね。
ただ、乃木坂先生は、新人時代から非常にコミュニケーション能力の高い作家さんでした。編集者の違和感を察知したり、編集者のアイデアを自分なりに消化する勘がよかった。全ての漫画家がそうでなければいけないということはないと思います。ただ、それが出来ると編集者との打ち合わせは非常に楽になるのかなとは思います。
ただ、新人さんですと、言いたいことを上手く言えず、よくわからないまま「ハイ」、と言ってしまうことがあるんだと思います。そして、そのままネームを持ち帰ってしまうと凄く苦しむと思います。逆に編集者も、こういうケースを一番心配しているんですね。我々としても気を遣わなくてはなりませんが、知らずに苦しめてしまうこともあるかもしれません。
本当に膝をつき合わせた打ち合わせであれば、そういったこともなくなるのかな、と思います。そういう打合せには、作者・編集双方に努力・協力が必要です。
(有)納得いかないまま直す、というのが最悪ですね。ただ、今の話はこの会場に作家だけでなく編集者がいないといけない話でもあるなとは思います。
当然、「ここはこうしたほうがいんじゃない?」と言ってくれた編集者の発言に対しては、「いやそうじゃなくてこの場面はこう思ったからこうしたんだ」という作家の意見もあるわけで、そこでちゃんと納得した直し、というか直しに入る前にきっちり話し合ってコミュニケーションをしたほうがいいとは思います。そういった場で新しいアイデアが出てくるということもありますからね。ただ、これは作家の方だけの問題ではなくて、編集者に「俺のやり方に合わせりゃいいんだよ」というのがいると非常に困るので、この話題に関しては自分たち編集者がこことは違う場で新人を育てている編集者たちにちゃんとコミュニケーションを取るように教育しなければいけないなとは思いますね。
Q.ついつい内容を詰め込みすぎてしまうのですが、何を残して何を切り捨てたらいいのでしょうか?
(石)主人公を描くことに焦点を定める、または、テーマや売りに適さない所を切り落としていくということだと思います。
事前にいただいた本講習会の資料の中に、キャラクターやエピソード数は何個までですか?という質問があります。この質問にどうしても答えなくてはならないのなら、読み切りに関しては、「キャラクターなら2〜4人」と答えますかね(笑)
ちなみに先ほどから、ノウハウ的なことを言っていますが、漫画の世界にノウハウっていうのはほとんどありません。話半分くらいで聞いてくださいね。
(有)詰め込みすぎてしまうということに関しては入れたいエピソードに優先順位を考えて入れていく、ということしか無いなぁと思います。16ページとか、24ページとか読み切りの形式には色々あると思いますが、詰め込みすぎてしまったとか、そういった癖がある人はプロットを描いてみると意外と収まるかもしれません。例えば小学館の男性向けの漫画雑誌では私が担当していた範囲ではやっていないのですが、少女漫画の作家はプロットを書きます。連載している作品もそうです。大御所だろうが新人だろうが関係なくです。男性向けの漫画雑誌と比べるとページ数が40ページくらいになる作品が多いのでそういったときに、まずプロットを描くんですね。今回の話ではこうなります、ということが書かれている意外と詳細なA4一枚から二枚くらいのものをきっちりと書いて、それを編集者に出します。それで編集者はそれを見て、このエピソードはいい、とかこの辺はもうちょっと膨らましたほうがいいとか、などという打ち合わせが終わってからネームに入るんですね。僕もびっくりしたんですが、未だにものすごい大御所の人でもそういうようなやり方に沿っているとのことだったので、これは講談社とか集英社の編集者の人がやっているかどうかはわからないのですが、小学館に関してはプロットからやっていると言うのを聞いて、整理しきれないというときにはいいやり方だと思いました。読み切りも連載も同じで何ページ描くということが決まっているとしたらページとかコマを考えながらこのへんまでが大体4ページでここまでが10ページで、というエピソードの取捨選択が文章で出来ます。ページの尺に合わないものを考えてしまって、どうすればいいのか困るという人にはプロットを書いてみるという作業は割と有効かもしれませんね。
第4回は12月28日(水)にアップします。
上記の内容など、本講習会に関するお問い合わせはtokiwaso@newvery.jpにお願いいたします。
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2011.12.21
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トキワ荘入居者の芦谷あばよさんが第243回スピリッツ賞で奨励賞を受賞しました!みなさま、今後とも応援のほど、よろしくお願い致します!

芦谷あばよさんのコメント
はじめまして。芦谷あばよと申します。
この度、小学館さんから第243回スピリッツ賞に奨励賞という賞を頂きました。感謝。
この漫画は、トキワ荘に入居して初めて描いた『気迫』の入った一作です。
この『気迫』とはなにかというと「なんか荘のみんな、頑張って描いてる。俺なんてついつい漫画読んで、ぜんぜん描けてない・・・ちくしょう描かねば!!」という『気迫』です。
漫画を一定量、コンスタントに描き続けることは難しいですが、そのモチベーション維持してくれる荘の仲間には、とても感謝してます(面と向かっては恥ずかしくて言えませんから、ここに書いときます)。
そしてその『場』を与えてくださった。事務局の皆様にも感謝です。ありがとうございました。
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